米国防総省がOpenAIのChatGPTとxAIのGrokを、Googleのジェミニと並ぶ内部AIツールポータルに追加した。国防関連業務でも複数の主要AIが選択できる体制になる。
軍事機関がAIベンダーを競わせる構図が透けて見える。
米国防総省がChatGPTとGrokを政府AIポータルに追加するなど、主要AIの採用・規制が急速に進展している。一方、Instagramはラベル表示を義務化してAIインフルエンサーの拡散を制限し、EUはChatGPTとRedditを最高レベルの規制対象に指定するなど、開示と規制の強化が相次ぐ。Anthropicの訴訟では社内チャットの海賊版サイト称賛が証拠化し、AI企業の内部実態が問われている。一方、Skild AIのロボット基盤モデルやNvidiaのMediaTek出資など、技術・インフラ面での投資も加速。AI企業自身が自社製品を使いこなせていない矛盾も浮き彫りになり、急速な成長の中で規制と実装のギャップが拡大している。
米国防総省がOpenAIのChatGPTとxAIのGrokを、Googleのジェミニと並ぶ内部AIツールポータルに追加した。国防関連業務でも複数の主要AIが選択できる体制になる。
軍事機関がAIベンダーを競わせる構図が透けて見える。
Instagramが、AI生成であることを明示しないアカウントの表示範囲を制限すると発表した。AIインフルエンサーへの不満が高まっていたことを受けた措置で、「AIクリエイター」ラベルの名称も見直す。
表示制限という運用側の一手が、開示文化そのものを変えるかもしれない。
OpenAIのChatGPTとRedditが、EUのデジタルサービス法(DSA)における最上位の規制対象に指定された。未成年への影響やメンタルヘルス、違法コンテンツ拡散への対応義務が生じる。急成長したサービスに新たな規制負担がのしかかる形だ。
利用者数の急拡大がそのまま規制強度に跳ね返る仕組みだ。
ソニー・ミュージックらがAnthropicを著作権侵害で提訴した訴訟において、同社社員が社内チャットで違法書籍サイト「Z-Library」を称賛していたやり取りが証拠として提出された。無断学習データ収集の実態を示す内部資料として注目される。
社内チャットの軽口が法廷の証拠に化けるという構図。
Skild AIが基盤モデル「S1」を発表した。ロボットが人間の作業動画を見るだけで新しいタスクを学習できるとしている。特定のロボットハードウェアに依存せず汎用的に適用できる設計という。
手本を見せるだけで学ぶという発想が、教える側の負担を減らす。
イーサン・モリック氏(ペンシルベニア大学ウォートン校教授)が、ChatGPTの新機能「Work」について、開発元自身ではなく外部の個人が使い方を解説している状況を指摘した。AI企業が自社のAIで説明文書やチュートリアルを作れるはずだと述べている。
作る側が使いこなせていない、という逆説が目を引く。
Nvidiaが台湾の半導体企業MediaTekに35億ドル(約3500億円)を出資すると発表した。GPU単体の販売にとどまらず、AIインフラ全体で存在感を維持する狙いがあるという。Big Techのチップ内製化の動きへの対応とみられる。
出資先の選定が、次の供給網の勢力図を先取りしている。