Appleは、macOSの「フルディスクアクセス」権限に新しい制限を加えると発表した。性能が上がったAIエージェントにディスク全体へのアクセスを与えると、リスクが「大幅に」高まるためだという。Ars Technicaによると、MetaはAIエージェント「Muse」がメッセージを読むにはフルディスクアクセスだけでは足りないと主張しており、Appleはこの見方を否定している。
エージェントに渡す鍵の大きさを、OS側が決め直す段階に入った。
AIエージェントをめぐる動きが目立つ。Appleはエージェントのリスクを理由にmacOSのフルディスクアクセス権限を制限するとし、MetaのMuseをめぐる主張とも食い違いを見せた。OpenAIは業務と私用の両方をこなすエージェント基盤Dotsを打ち出し、アルトマンCEO自ら推している。能力面でも、最先端AIが会計の定型業務で新人会計士を上回ったという研究や、ヒントン氏が知能爆発の接近を指摘する発言が注目を集めている。
Appleは、macOSの「フルディスクアクセス」権限に新しい制限を加えると発表した。性能が上がったAIエージェントにディスク全体へのアクセスを与えると、リスクが「大幅に」高まるためだという。Ars Technicaによると、MetaはAIエージェント「Muse」がメッセージを読むにはフルディスクアクセスだけでは足りないと主張しており、Appleはこの見方を否定している。
エージェントに渡す鍵の大きさを、OS側が決め直す段階に入った。
The VergeがOpenAIの新しいエージェント基盤「Dots」を実際に試した。小さなキャラクター型のエージェントに作業を頼む仕組みで、企業向けソフトとして作られているが、夕食の注文のような個人的な用事も任せられる。OpenAIのサム・アルトマンCEOはXで「Dotはこれまでで一番好きなOpenAI製品」と書いた。使い手の仕事の進め方や好みを覚え、日ごとに良くなるという。
面倒な雑務の置き場所が、CEO本人の口から売り文句になった。
ノーベル物理学賞を受けたAI研究者のジェフリー・ヒントン氏がXに投稿した。AIが自分自身を改良し続けることで起きる「知能爆発」という考え方は昔からあったが、少し前までは差し迫った話とは思われていなかった。それが今では、多くの一流研究者が「かなり近いうちに起こりうる」と考えているという。ヒントン氏はこのテーマで共著した論文も公開している。
「いつか」の話が「いつ」の話に変わった。
ペンシルベニア大学ウォートン校のイーサン・モリック教授が、ある研究結果を紹介した。中くらいの長さで内容がはっきりした会計作業では、最先端のAIモデルが新人会計士より速く正確になったという。調査に参加した中で最も成績の良い新人会計士も上回った。18か月前の時点では、AIの成績は人間の会計士をかなり下回っていた。
新人が経験を積むための仕事が、最初に置き換わっていく。
AI研究者のアンドレイ・カルパシー氏が、あるテストを紹介した。LLMに緯度と経度を文字で伝えて「陸か海か」と聞く質問を1万6200回くり返し、答えを並べて画像にするというものだ。引用元の投稿にはClaude各モデルの結果が載っており、陸と海の形がほぼ世界地図として浮かび上がった。カルパシー氏は「モデルは知っている。インターネットを圧縮したことで」と書いた。
地図を一度も見ていないモデルの中に、地図が入っていた。
TechCrunchによると、Napster共同創業者のショーン・パーカー氏が、画像生成AIで知られるStability AIを音楽中心の会社に作り直している。かつてNapsterで音楽業界と激しく対立したパーカー氏だが、今回はレコードレーベルの了承と出資を受けている。
かつて業界と争った人物が、今度は業界の資金でAIに乗り込む。
Metaは、同社の新しいAIエージェント「Muse」を組み込んだ機器を誰でも作れるよう、そのためのコードをオープンソースで公開した。The Vergeによると、Metaはこのコードを使ってどんな機器を作れるかの例も示している。
エージェントの入れ物づくりを、外の開発者に任せる作戦。