Anthropicは、オープンソースプロジェクトのセキュリティ上の欠陥(脆弱性)を見つける新サービス「OSS Scanner」を始めた。The Vergeによると、オープンソースプロジェクトは無料でAIによるスキャンを受けられる。
守る側にも攻める側と同じ道具を配る、という発想だ。
AIの役割が「道具」から「主体」へ広がる動きが目立つ。Google DeepMindは米政府の科学プロジェクト「Genesis Mission」に1億5000万ドルを投じ、AI研究所と国家の科学政策の接近を印象づけた。Vangridは、AIエージェントが人間に撮影を依頼しUSDCで報酬を払う仕組みを始め、発注者と受注者の逆転を示した。AnthropicによるOSS向け無料脆弱性診断や、HarnessによるAugment Codeの資産買収など、エージェント活用と業界再編も進んでいる。
Anthropicは、オープンソースプロジェクトのセキュリティ上の欠陥(脆弱性)を見つける新サービス「OSS Scanner」を始めた。The Vergeによると、オープンソースプロジェクトは無料でAIによるスキャンを受けられる。
守る側にも攻める側と同じ道具を配る、という発想だ。
Google DeepMindのデミス・ハサビスCEOは、ホワイトハウスとエネルギー省が進める「Genesis Mission」を1億5000万ドル(約220億円)の投資で支援すると発表した。ホワイトハウス科学技術政策局のマイケル・クラツィオス局長は同じ週に、Genesis Missionを含む一連の科学プロジェクトを「今世紀で最も野心的な取り組み」として発表している。
AI研究所と国の科学政策の距離が、目に見えて縮まっている。
ソフトウェア開発の基盤サービスを手がけるHarnessは、AIコーディングツールのAugment Codeから一部の資産を買収した。対象は「Cosmos」、コマンドラインで使うツール「Auggie CLI」、コードの文脈を把握する「Code Context Engine」の3つ。Cosmosは、アイデアの段階から完成まで作業を引き受けるAIエージェントとして提供される。
会社ごとではなく、資産を選んで買う。AIコーディング業界の再編はこうした形で進みつつある。
現実世界の空間データを扱うVangridは、新しい仕組みを始めた。AIエージェントが現実の場所の動画撮影を依頼し、撮影した人にステーブルコインのUSDCで報酬を払い、3D化された環境データを受け取れる。企業向けには、物流の荷積み場やロボットを置く場所の最新データを取得できるAPIも用意している。
依頼するのはAIで、足を運ぶのは人間。発注する側と受ける側が入れ替わっている。