Microsoft CEO のサティア・ナデラ氏は土曜朝、X に長文を投稿した。高度なAIモデルの危険性と、そのリスクにどう向き合うかについて見解を示している。投稿では、AIの「信頼の仕組み」をいったん立ち止まって見直す時期だとした。AIモデルには「緊急ブレーキ」が必要であり、すべてのAIモデルは侵害されている前提で扱うべきだと述べた。
AIを売る側のトップが「信用するな」と書いたのは珍しい。
AIへの信頼とプライバシーが問われている。MicrosoftのナデラCEOは、すべてのAIモデルを「侵害済み」と想定し緊急ブレーキを備えるべきだと異例の警鐘を鳴らした。OpenAIの「Dots」やMetaの「Muse」などのエージェントはプライバシー重視を掲げるが、実効性には疑問も残る。一方、先回り型の支援がAIへの好感を生むとの指摘もある。AppleのHuxe人材採用やロボットの器用さの課題も報じられた。
Microsoft CEO のサティア・ナデラ氏は土曜朝、X に長文を投稿した。高度なAIモデルの危険性と、そのリスクにどう向き合うかについて見解を示している。投稿では、AIの「信頼の仕組み」をいったん立ち止まって見直す時期だとした。AIモデルには「緊急ブレーキ」が必要であり、すべてのAIモデルは侵害されている前提で扱うべきだと述べた。
AIを売る側のトップが「信用するな」と書いたのは珍しい。
Apple は、ユーザーごとに内容を変えたポッドキャストを作るスタートアップ Huxe と契約を結んだと明らかにした。Huxe のチームを採用し、技術のライセンスも受ける。Huxe は、Google の NotebookLM の開発に関わった人たちが立ち上げた会社で、AIが音声番組を作るサービスを手がけている。
買収ではなく「人材採用+技術ライセンス」という、大手でおなじみになってきた形だ。
音楽配信代行サービスの DistroKid が、ユニバーサル ミュージック グループ(UMG)の訴訟を受けて、楽曲を予告なしに取り下げていた。アーティストたちは「通知もなく作品を消された」とSNSで不満を投稿している。DistroKid は、訴訟を受けて削除を進めていることを The Verge に認めた。
大手レーベルの訴訟のしわ寄せが、配信代行を使う個人の作り手に来ている。
サイバー犯罪対策の取り組みで、AIを使って詐欺師をだまし返す手法が増えている。本物の被害者のように話すAIボットを詐欺師に相手させ、本物の人間とやりとりしていると思い込ませる。Wired がこうした取り組みの広がりを報じた。
詐欺師の電話の向こう側も、AIで置き換えられ始めた。
OpenAI は今年の DevDay で、新しいAIエージェント「Dots」を発表した。OpenAI のサム・アルトマン CEO は、プライバシーで「新しい基準をつくりたい」と話した。Meta の「Muse」など、ほかの会社のエージェントもプライバシーを守ると約束している。The Verge は、こうした約束が実際にどこまで守られるのかを検証した。
エージェントが便利になるほど、渡す個人情報も増えていく。
ペンシルベニア大学ウォートン校のイーサン・モリック教授が X に投稿した。教授は多くの人とAIについて話すが、仕事以外でAIがどう役立つかはまだ伝わりにくいという。一方で、Muse や Dot を使っている人は、AIが先回りして何かをしてくれた話をよくする。そしてその体験で、AIに良い印象を持つようになっているという。
AIへの好感が、性能ではなく「気が利く」体験から生まれている。
The Robot Report は、ロボットの手の器用さがフィジカルAIの大きなボトルネックになっていると論じた。次の大きな課題は、個々の動作ができるかどうかではないという。システム全体を、実際の仕事に使えるほど安定して動かせるかどうかだとしている。
デモで見せる手と、現場で働ける手は別物、という話。