AIの商用化が多方面で加速している。Airbnbは旅行計画から予約管理までを担う独自AIエージェントを2027年前半に投入すると発表し、予約の入口を汎用エージェントに渡さない姿勢を示した。チャットボットへの広告導入も本格化する一方、Anthropicは広告なしを維持する。ヒューマノイド専業のAgility RoboticsのNasdaq上場や、米国の生産性が年率3.6%増となりAIの効果がマクロ統計に表れた可能性を示す指摘も注目される。
Airbnb、旅行計画から予約管理まで担うAIエージェントを2027年前半に投入へ
TECH The Verge
Airbnbは2026年第3四半期の株主向け書簡で、旅行者向けAIエージェントを2027年前半に投入すると発表した。エージェントは旅行の計画、選択肢の比較、予約の管理、滞在中のサポートまでを担う。同社は「現在のAIエージェントはレストラン予約のような単純作業は得意だが、旅行の計画は別物だ」と説明している。ホストとゲストをマッチングしてきた経験と、旅行専用に設計した新しいインターフェースを強みに挙げ、従来型のチャットボットとは異なる形にするとしている。
汎用エージェントに予約の入口を明け渡さない、という意思表示に見える。
元記事を読む(The Verge)→ AIチャットボットへの広告掲載が本格化 Anthropicは「Claudeに広告なし」を維持
MONEY Wired
Wiredによると、AIチャットボット業界で広告の導入が本格化している。各社はユーザーの反発を招かない形で広告主を獲得しようと競っており、記事ではうまくいっている手法とそうでない手法を検証している。一方、AnthropicはClaudeに広告を入れないという方針を維持している。
無料で使っているチャット欄が、そのまま新しい広告枠になりつつある。
元記事を読む(Wired)→ ヒューマノイド専業のAgility Robotics、Nasdaqに上場 初日は2%高で取引終了
TECH The Robot Report
ヒューマノイド「Digit」を開発するAgility Roboticsが、Nasdaqでティッカー「AGLT」として取引を始めた。同社は「脚で歩くヒューマノイドの専業企業として初の上場」としている。SPACによる上場時の1株10ドルを上回る11.26ドルで取引が始まり、日中は安値8.40ドルから高値12.15ドルまで動いた。終値は11.49ドルで、始値から約2%高だった。最新機種のDigit 5は約23kgの荷物を持ち上げられる。同じ日、配送ロボットを手がけるServe Roboticsの株価は12.45%下落した。
ヒト型ロボットが、研究テーマから株価のつく商品に変わった日。
元記事を読む(The Robot Report)→ 経済学者ブリニョルフソン氏「生産性は転換点を越えつつある」 米国の生産性が年率3.6%増
CULTURE @emollick
スタンフォード大学の経済学者エリック・ブリニョルフソン氏は、直近の四半期に米国の労働生産性が年率3.6%で伸びたと指摘した。2007〜2019年の平均1.5%の2倍を超える数字だ。同氏は経済学者ロバート・ゴードン氏と「2020年代の生産性の伸び」をめぐって賭けをしており、今回の数字でさらに優位に立ったとしている。ペンシルベニア大学ウォートン校のイーサン・モリック教授は、同氏を「生成AI以前からAIの経済への影響を最も注意深く見てきた経済学者の一人」と紹介した。
AIの効果が、初めてマクロ統計の数字に出てきた可能性がある。
元記事(X)を読む(@emollick)→ 個人開発のAIアプリに大規模攻撃、通常の30倍のアクセス 開発者が対応の全記録を公開
CULTURE @a_shimanski
AI画像編集アプリ「AI Edit」の開発者が、自身のアプリが受けた攻撃の経過を公開した。通常は1時間あたり約3,000件のリクエストが、9万2,000件まで急増した。Googleログインがブラウザから送られたメールアドレスをそのまま信用していたため、ボットに内部アカウント2件を乗っ取られ、偽アカウントを約125件作られた。午後の第2波では、東京の1台のサーバーから15万件のリクエストが届き、偽の決済通知約3,000件と偽のログインキー約1,200件が送られた。これらは署名の検証ですべて拒否できた。CloudflareのUnder Attack Modeを有効にしたところアプリ自体が動かなくなり、最終的に無料プランのルール4つで攻撃を遮断した。
AIで作れるアプリが増えるぶん、認証の甘さもそのまま量産される。
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