AI News Pulse
2026.10.26
MORNING 7 stories
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Claude Opus 4.8がハーバードの社会科学論文124本の査読で人間の専門家を全指標で上回り、専門的評価の担い手が揺らぎ始めている。一方、Anthropicはプレスリー楽曲274曲の無断学習で提訴された。デロイト報告書の架空文献、攻撃者によるAIエージェントの悪用、Redditでの反発など、AIの能力拡大と信頼・権利・利益を巡る摩擦が同時に表面化している。

Claude Opus 4.8、ハーバードの論文査読で人間の専門家を全指標で上回る イーサン・モリック教授「科学のやり方を急いで変えるべき」

ペンシルベニア大学ウォートン校のイーサン・モリック教授が、ハーバード大学の社会科学論文124本を対象にした研究を紹介した。統計分析・数理モデル・質的研究にわたる論文の査読で、AnthropicのClaude Opus 4.8がすべての指標で人間の専門家査読者を上回ったという。モリック氏は「学者として、科学の営みをAIに合わせて早急に適応させる必要がある」と述べた。

論文を書く側より先に、評価する側の席が空き始めている。

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エルビス・プレスリーの権利管理会社、274曲を無断でAI学習に使ったとしてAnthropicを提訴

エルビス・プレスリーの楽曲と肖像の権利を持つAuthentic Brands Groupが、AnthropicをAIモデルの学習に楽曲を無許可で使ったとして提訴した。対象は「好きにならずにいられない(Can't Help Falling in Love)」など274曲。訴訟はBillboardが最初に報じた。

テキストのAIが音楽の権利者から訴えられる、という組み合わせ。

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デロイトの大学統合報告書にAIの架空の参考文献 西オーストラリア州政府が費用返還を要求

西オーストラリア州政府は、州内3大学の統合を検討するためデロイトに16万6000ドルで依頼した実現可能性調査の報告書に誤りが見つかったとして、費用の早期返還を求めている。報告書にはAIが作り出した存在しない参考文献や、数億ドル規模の費用の食い違いが含まれていた。州政府は「非常に失望している」とコメントした。

専門家の名前で出る報告書ほど、中身を確かめる人が少ない。

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PHP2Shellの脆弱性で欧州の政府機関に侵入 攻撃者はAIエージェントで2時間以内にパスワード情報を取得

PHP2Shellの脆弱性(CVE-2026-109618、CVE-2026-109619)が悪用され、攻撃者が侵入後の作業にエージェント型AIを使っていたことが確認された。欧州の政府機関を狙った事例では、最初の侵入から2時間以内にパスワードのハッシュや多要素認証に関わる情報にアクセスしていた。世界規模で脆弱なサーバーを探すスキャンも観測されている。

侵入後の手作業がAIで2時間に縮まった、という時計の話。

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「AIはテック以外の米企業に利益ゼロ」Apolloのエコノミストが指摘

投資会社Apolloのエコノミストが、AIについて「巨額の投資と広範な熱狂にもかかわらず、テック業界以外の米企業にはまったく財務的な見返りをもたらしていない」との見方を示した。TechCrunchが報じた。

使う側の利益がまだ帳簿に出てこない、という指摘は投資額が大きいほど重く響く。

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Universal Robotsの親会社Teradyne、Sereactと提携 Zalandoの倉庫で返品された服をロボットが自動処理

Universal RobotsとMobile Industrial Robotsを傘下に持つTeradyne Roboticsが、ロボットAIのSereactと提携した。SereactのAI基盤「Cortex」でUniversal Robotsのロボットアームを動かし、返品処理やピッキングなど決まった形のない作業を自動化する。ドイツとポーランドにあるZalandoの物流センターでは、返品されたファッション商品を自律的に処理している。両社はすでに双腕システムで数百台を欧州の現場に出荷している。

ロボットの最初の本格的な職場は、服の返品の山だった。

元記事を読む(The Robot Report)→

Redditの「r/opensource」がAIを使ったプロジェクトを禁止 反発で対抗コミュニティも誕生

Redditのr/opensourceのモデレーターが新しい投稿ルールを発表し、AIを使う・AIで作られた・AI向けのプロジェクトを禁止した。発表文は「現在のAIはこのオープンソースのコミュニティと相いれない」としている。英語を話さない人の投稿なども禁止対象に含まれた。コメント欄は荒れ、対抗するr/trueopensourceが立ち上がった。モデレーターは、AIを使った支援機能を付随的に持つソフトなどには柔軟に対応すると説明している。

AIを使っているかどうかが、コミュニティの境界線になり始めた。

元記事を読む(The Verge AI)→
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